玉が悪かった 2006 4 24

 今日(4月24日)の日経平均株価は、
衆議院補欠選挙で、自民党候補の敗北を嫌気して、急落した観があります。
 しかし、これは、過剰反応だと思います。
今回の補欠選挙は、業界用語で言えば、
自民党候補の「玉が悪かった」と言えるでしょう。
他の候補だったら、自民党の勝利だったと思います。
 私は、最初、自民党候補者の決定を聞いて、
「自民党は、やる気があるのか」と思ったほどです。
 基本的に、選挙において、超エリートは嫌われます。
だから、そういう候補者は、努力して、
庶民性や大衆性を発揮する必要があるのです。
 しかし、人間は、急には変われないものです。
そういう場合は、企業や団体を活用して、組織選挙をやるしかないでしょう。
 ある選挙区では、こんな話を聞いたことがあります。
東大卒、キャリア官僚出身、司法試験合格。
「看板」としては、最高ですが、よく選挙に落ちているそうです。
 なぜか。
それは、いつまで経っても、エリート臭さが抜けないことです。
 今回の補欠選挙では、こんな話を聞きました。
「堀江メール問題」が、自民党候補に逆風となる。
民主党の永田議員は、超エリートだった。
今回の自民党候補も、超エリートで、隣の県から来た落下傘候補。
 これでは、最初から、負け戦です。
だから、補欠選挙の結果は、サプライズではなく、
「織り込み済み」で、よかったと思います。
 自民党は、勝てない候補者を立てて、
民主党候補者と接戦になったのですから、立派なものだと思います。



































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